Mhb vol.944
2008年10月04日 19時00分 発行

 ジョン・ファヴロー監督。ロバート・ダウニー・Jr、ジェフ・ブリッジス出演。トニー・スタークは発明家にして、兵器の開発販売で世界のトップクラスの企業の経営者。そんなトニーは新商品の披露会で訪れたアフガニスタンで拉致されてしまう。

 アメコミらしからぬ深い世界背景と、精神風景が見えてくる珠玉のアクション作品。

 戦争をテーマにし、そこから見えてくる人間の醜さやしたたかさが見事。そして、一方では超セレブリティな主人公の生活観や発明家としての洞察や開発風景。さらに、少年ゴコロをくすぐるメカニカルな表現が非常に素晴らしい。

 秘書役のグウィネス・パルトローの癒し系美人ぶりや、テレンス・ハワードの凛々しい軍人ぶりもさることながら、やはり特筆すべきは主演のロバート・ダウニー・Jr。多くの面白い要素は彼が主役であるからこそ結実したことは間違いない。ときに軽く、ときに色っぽく、そして真剣に。縦横無尽にトニー・スターク=アイアンマンを見事なマッスルボディとともに演じきっている。これほど深みのある役がこなせる役者とは思っていなかった。素晴らしい。

 アメコミ作品の名作といえるかもしれない。それほどに面白い。超おすすめ。
 エンドロールの後に重要なシーンがあるのでご注意を。

text by dk

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